Billboard JAPAN


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2013/12/31

ビルボードジャパンが2013年の洋楽ニュースをまとめました

 今年の海外音楽シーンで活躍が目立ったのは、8年ぶりとなるカムバックで大ヒットを記録したジャスティン・テンバーレイク、先日プロモーション無しで突如新譜をリリースしたビヨンセ、同じ週にシングルをリリースしたケイティ・ペリーとレディ・ガガの対決も見ものだった。また、カニエやエミネムの新譜も話題となった。

ビヨンセ、話題のアルバムが一夜にして40万枚を突破
ティンバーレイク 新作が男性ソロ歴代3位記録でチャートNo.1に
レディー・ガガVSケイティ・ペリー どっちのアルバムが楽しみ?
ケイティ・ペリー、12週連続全米No.1のロビン・シックからついに首位奪取
カニエ・ウェスト、新作のタイトルは『Yeezus』で6月発売か
エミネム 待望の最新アルバム『MMLP2』は11月にリリース

 大御所アーティストからも久々の新譜が発表、ダフト・パンクは8年ぶり、デヴィッド・ボウイは10年ぶり、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインは21年ぶり、ブラック・サバスに至ってはオジー参加作として35年ぶりと、多くの新作がリリースされ、長年の音楽ファンにとって嬉しい1年となった。サバスはこの作品で初の全米No.1にチャートインし、デビューから43年で初めての首位と史上最長記録を達成している。

ダフト・パンク 待望のニューアルバムは5月に
デヴィッド・ボウイ 10年ぶりの新作の日本盤発売日&トラックリストが決定
マイブラ自身のサイトで21年ぶりの新作をリリース
ブラック・サバス、6月に新作『13』をリリース! オジー参加は35年ぶり

 そして、ビートルズファンにとって2013年は記念すべき年となった。2月には18年ぶりとなるリンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンドが、11月には11年ぶりとなるポール・マッカートニーが来日公演を行い、同じ年に存命するビートルを生で目撃。往年のファンから新しい世代まで多くの音楽ファンを巻き込んだ。更にビートルズとしてのニュー・アルバムがポールの来日公演に合わせるようにリリース。時差の都合で世界最速発売となる日本ではイベントも行われた。

ポール・マッカートニー、東京公演をスタート「エイゴノホウガ トクイデス!」
リンゴ・スターと洋楽世代による大合唱の日本公演
ザ・ビートルズ『オン・エア - ライヴ・アット・ザ・BBC Vol.2』が11月11日に世界同時リリース

 2013年も様々な来日公演が行われ、日本初上陸となる伝説的フェス【OZZFEST JAPAN 2013】、日本最大級の野外音楽フェスティバル【FUJI ROCK FESTIVAL '13】、東京・大阪の2会場で開催される【SUMMER SONIC 2013】など大規模なイベントはもちろん、ヴァン・ヘイレン、キッス、ボン・ジョヴィらも大物バンドからアイルランド出身の平均年齢16歳のザ・ストライプスといった新世代の活躍も目立った。

ブラック・サバス降臨! 熱狂のオズフェス初開催
【フジロック'13】大自然と音楽の共鳴、前夜祭含め計11万人が来場!
鋼鉄のメタリカ!圧巻のミューズ!サマソニ灼熱の2日間が終了!
ヴァン・ヘイレン 最強現役を証明したモンスターバンドの東京ドーム公演
KISS、7年ぶりの日本公演で完全無敵のロックンロール・ショー
リッチー不在のボン・ジョヴィ 史上最も愛に満ちた「Livin' on a Prayer」
平均年齢16歳ザ・ストライプスの初来日公演に超満員の観客が熱狂

 ロック以外でもバックストリート・ボーイズ、ワン・ダイレクションといったボーイズグループの最高峰である2組や、米国ビルボード誌の年間最優秀アーティストに選ばれたブルーノ・マーズ、第55回グラミー賞で主要2部門を受賞したFUN.が来日しスペシャルなパフォーマンスで観客を魅了。また、ビルボードライブではブエナビスタ・ソシアル・クラブと、同じくキューバを代表する女性シンガー オマーラ・ポルトゥオンドによる公演をはじめ様々なアーティストが公演を開催。中でも話題となったのはフレンチ・ポップスの女王、シルヴィ・バルタンの来日公演にバルタン星人が登場したニュースだろう。

結成20周年のバックストリート・ボーイズによる“おもてなし”超満員のさいたまSAを魅了
1D初来日公演でワールドツアーフィナーレ「美しい国、美しいファンと締めくくれて最高」
グラミー主要2部門受賞の3人組が日本ツアーをスタート
ブルーノ・マーズ 世界No.1ヒット・メイカーが魅せたプレミアムな夜
クリストファー・オウエンス 初のソロ公演で魅せる彩り豊かなパレット
シルヴィ・バルタンとバルタン星人が初対面
ブエナビスタ・ソシアル・クラブ来日公演、世代を越えたステージと客席の笑顔

 お騒がせな話題を提供してくれる音楽セレブたちだが、最も注目されたのはジャスティン・ビーバーとマイリー・サイラスの2人だろう。マイリーは8月25日に開催された【MTVビデオ・ミュージック・アワード】での波紋を呼ぶ超過激なパフォーマンスを披露。しかし、彼女はそれだけでは終わらず過激さを増した新曲「レッキング・ボール」をチャート首位に送り込んだ。その私生活も注目され続けてきたジャスティン・ビーバーだが、先日突如引退を表明。いまだ真相は明らかになっていないが、

マイリー・サイラスの淫らなパフォーマンスが波紋を呼ぶ
マイリー・サイラス、【MTV EMA】ステージ上でマリファナを吸う
マイリー・サイラス 全裸姿の過激MVが話題の「レッキング・ボール」が全米No.1に
ジャスティン・ビーバーが“僕は正式に引退する”とツイート
年明けから大騒動のジャスティンが、ある少女のもとへ訪問
ビーバーにアルゼンチンの人々が憤慨。ツアー中に新たな不祥事
ジャスティン・ビーバー、空港でペットの猿を没収される

 そして、アメリカの人気テレビシリーズ『glee/グリー』の出演者、コリー・モンティス、名プロデューサー/エンジニアのフィル・ラモーンなど残念ながら今年も多くの偉大なアーティストたちが天国に旅立っていった。中でもヴェルヴェット・アンダーグラウンドでの活躍などで知られるルー・リード死去のニュースが報じられると、過去のアルバムがセールスを伸ばし、Spotifyにおいてもストリーミングにおいて彼の楽曲が世界中で3000%の上昇を見せたという。

米人気TVドラマ『glee/グリー』出演のコリー・モンティス死亡
多くのミュージシャンが追悼、フィル・ラモーン氏死去
ルー・リードが死去、USロック界の伝説逝く
故ルー・リードの作品がセールス、ストリーミング共に急上昇

 全米シングル総合チャートBillboard Hot100は今年から集計方法にYouTubeのストリーミング回数が追加され、バウアーの「ハーレム・シェイク」が初登場首位に。今年は年間チャートをマックルモア&ライアン・ルイス「スリフト・ショップ」が制したが、ロビン・シックの「ブラード・ラインズ」も12週連続で首位と大ヒット。また、ニュージーランドの新星として16歳のシンガーソングライター、ロードの「ロイヤルズ」も大ヒットを記録している。

世界が踊るエレ・ポップがYouTubeで大ブレイク、初登場首位に
ロビン・シック 12週連続全米No.1獲得もケイティ、ガガらがその座を脅かす
ロード「ロイヤルズ」がマイリー、ケイティ・ペリーを抑え全米No.1獲得

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